1) 令和6年度さいたま市インフルエンザおよびコロナワクチン定期予防接種を実施しております。両者とも令和6年10月1日より令和7年1月31日までです。対象は接種時点でさいたま市に住民登録があり65才以上の方です。個人負担金はインフルエンザ1,600円(税込)、新型コロナワクチン(ファイザー社製)3,200円(税込)です。接種回数はそれぞれ1回で、同時接種も可能です。
上記公費負担に該当せず自費で通常の接種を受ける場合には、インフルエンザ4,400円(税込)、新型コロナワクチン(ファイザー社製)16,500円(税込)となります。接種回数はそれぞれ1回で、同時接種も可能です。
2) 子宮癌、大腸癌、女性のヘルスチェック、特定健診の令和6年度さいたま市検診を実施しています。女性の最も罹患率高い癌は乳癌です。大腸癌、肺癌、胃癌、子宮癌と続きます。この中で死亡率が最も高い癌は大腸癌です。大腸癌検診は便の中に血が混じっているかの検便(便潜血反応)で簡単でぜひおすすめです。女性のヘルスチェックは無料で、20才から39才までの方に採血をして貧血、肝機能、糖尿病、脂質異常などの健康状態をみる検査です。40才以上は特定健診と名称が変わります。最低1年に1回は検査をして将来の脳梗塞、心筋梗塞を予防しましょう。
3) ほてり、発汗などの更年期障害にはホルモン補充療法がとても有効で、月経困難症には低用量ピルや黄体ホルモン剤が素晴らしい効果があり、これらが当院の中心的治療となっております。副作用に関しては十分に注意を払い、学会のガイドラインを守りよく相談しながら標準的治療を行っております。エクエルや向精神薬や漢方薬などの治療選択肢もあります。
4) 予防、検診(検査)、治療を軸としながら産婦人科専門医として女性の生涯の健康に貢献できるかかりつけ医になれるよう努力しております。